No.3 琵琶湖ホテル①:Bチーム【しがCO₂ネットゼロアンバサダー】
しがCO₂ネットゼロアンバサダーのCO₂ネットゼロレポート
滋賀県内の大学生を中心に組織する「しがCO₂ネットゼロアンバサダー」がCO₂削減に貢献する取り組みを行う企業へ取材、記事を配信し、CO₂ネットゼロムーブメントを広げていきます。
No.3 琵琶湖ホテル①:Bチーム【しがCO₂ネットゼロアンバサダー】
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①
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②
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④
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⑥
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⑧
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⑨
~地産地消でおいしさと環境保全の一石二鳥!?滋賀の自然を受け継いでいくために~
私たちが日々食べている食材。
国内外の様々な場所から私たちの元に運ばれる過程で多くのCO2が排出されています。
この問題を解決するのが"地産地消"。地元で取れた食材を地元で消費する取り組みです。
これにより食材を輸送する距離の短縮が可能となり、二酸化炭素の大幅な削減につながります!
【ビジネスを通して環境を守る】
そんな地産地消に取り組まれているのが滋賀県大津市の「琵琶湖ホテル」。環境をビジネスの中で守っていくという意識を持ち、「里山の食彩プロジェクト」として2002年に取り組みが開始されました。
ホテルで使用する食材の中で特に消費量が多いお米やお肉を中心に、滋賀の食材をたくさん使用しています。
\ 「里山の食彩プロジェクト」ってなに? /
「里山の食彩プロジェクト」とは、環境保全とビジネスを持続可能な循環型システムを目指す活動。環境への取り組みを進めるにあたって大切にされたのは「お客様に我慢をさせないこと」。地元の食をおいしく、たくさん召し上がっていただくことで、食材ができる里山環境を守って行くことがホテルができる最善の環境保全であると考えて取り組みを開始されました。
レストランでは滋賀県産の食材を使った料理がたくさん!!
- 棚田米のサラダ
- トマトのカプレーゼ
- 滋賀県産野菜入りミネストローネ など、、、
それぞれの料理に”地産地消カード”を添えて提供されていて、滋賀県産の食材をアピールする工夫を発見しました。
「里山の食彩プロジェクト」の中でも特に注力されているのが"棚田米"の活動です。
棚田米とは山の斜面に広がる棚田で農薬や機械に頼らずに作られたお米です。琵琶湖ホテルではこの棚田米をお客様に提供するだけでなく、地元の生産者と共に棚田を守っていく棚田保全の取り組みの一環として、棚田米から作るオリジナル地酒「里山」を地元の酒蔵と共同開発されています。
\ホテル事業と環境への取り組みの両立の難しさ/
「持続的な活動を行うためには事業とのリンクをしていかないと継続は難しい」と黒田副支配人は話します。実際にコロナ禍にホテルとして畑を始められましたが、コロナが落ち着きホテル事業が忙しくなると継続が難しいこともあったようです。
まずは今、お客様に求められている滋賀の食材の提供にしっかり応えながら、地に足をつけた未来に向けた環境への取り組みを日々試行錯誤されています。
\「里山の食彩プロジェクト」でめざすこと/
それは滋賀の美しい自然や生態系を守り、次世代に受け継いでいくこと。お客様に地元の食材をたくさん召し上がっていただくことで、食材ができる里山環境を守ることにつながるという考えのもと日々活動されています。
【取材先】
【取材したのは…Bチーム!】